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陰 な が ら の 働 き
関 西 福 祉 大 学 の 創 設
理事長室にて
私は現在まで関西金光学園の理事長として三つの高校と二つの中学の運営を任されていますが、今年(平成九年〈一九九七〉〕はもう一つ増え「関西福祉大学」が創設されることとなりました。神様のお願いを受けてその運営に携わってきたわけですが、年数を重ねるにつれ、「少しでも世のお役に立つ人たちを育てていきたい」という思いも強くなり、今回の大学創設にまでこぎつけられたことは、大変有り難いことだと思わせていただいています。大学創設の話が具体化した時は、ちょうど受験人口が減少化に転じる時期にあたり、理事長として今後の方針の立て直しも考えさせられましたし、実際、大阪付近での創設となると、百億以上の費用がかかるという問題もありました。また、五年ほど前には・ある銀行から四国にある短大の経営肩代わりの話もありました。さらに、滋賀県からの話や、岡山県のある市の市長からは土地と資金に関し、かなり具体的な申し出もありました。その都度協議し、具体化を図るにつれ、どのような大学にするのかということも煮詰まってきましたが、なかなか思うようには到りませんでした。初代大先生は、「われわれが、神様にお願いするのは、日々われわれがやっておる仕事が、労して効なしになるやら、果たして都合よくいくやら、すこぶる頼りないことをやっておるので、どっちに転ぶものやら、それがわからないために、神様にお願いしおたのみ申して、無事に都合よくさしていただけるように祈るのです。-自分の働きが無駄にならんよう、棒消にならないように、-神様に守っていただくより道がないのです」(改訂版『信話』第十一集鵬~捌頁)と申しておられます。私も、ひたすらこのお言葉通りに神様にお願いし、大先生にお頼み申しました。そうした時、赤穂市のほうから話があり、四年制の福祉大学という私共の希望と赤穂市側の条件が一致し、市議会でも大学誘致が正式に決まり、この四月に開校ということになりました。これらの経緯を考えてみますと、私共は「願い」を立てさせていただき、努力をしてはおりましても、実際には徒手空拳と申しますか、本当に素手で物事にあたっているような状態で、何の力も持っていないことがよくわかります。しかし、あきらめずに「願い」を強く持つことによって、いろいろなところからお話が入るようになり、私共自身の「願い」の内容も深まってきました。これは一般の人たちには不思議で仕方ないと感じられるほどのことです。神様のおかげ、大先生のお力だと言うほかないものです。学校関係者には、信心と無縁の方のほうが多いのですが、それでも、「先生、不思議ですな。やはりこれは神様のおかげですな」とおっしゃってくださるようになりました。本当に有り難いことです。新年を迎えるにあたって、神様が、私共の信心のあり方をお示しくださったこと-即ち、私共の懸命な努力や働きは、神様にお願いし、そのお働きを受けることによってはじめて無駄にならず、報われるものになるのだと教えてくださったことに感謝いたしたいと思います。
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