かんべむさしのこぼれ話
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 かんべむさし

  1948年1月16日生れ 兵庫県出身の小説家、SF作家、エッセイスト。
  (かんべむさしWikipediaより)  金光教玉水教会信徒

 

連載第13回

 ジャラジャラ


――金光さんの先生って、何いうかわからんナ。“今が、エエ時や。今なら、どないでもしてやる。もう半期おくれたら、どないもならん”て。ジャラジャラしたことを言う。わしとこは、今、日の出の勢や。どないもしていらん。――
                (『信話 第三集』237~238頁)




 ジャラジャラは、大阪ことば事典には「ぺちゃくちゃ。人を食った・ふざけた・馬鹿馬鹿しいなどの意」と載っています。私はこの表現を上方落語で覚えていましたので、「やっぱり普段、町中で使われてたんやなあ」と、嬉しくなりました。事典には使用例として、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』のなかで、大阪の人間がこの言葉を使う場面も紹介されていますので、江戸時代にはすでにあった表現だということがわかります。

 日の出の勢いの商店主、「何でいきなり、そんなアホらしいこと言われないかんねん!」とばかりに、「ジャラジャラ」が口から出たのでしょう。友人の信者さんはそれをいさめるのですが、聞く耳持たずという雰囲気。けれども一年ほどしてから、案の定、番頭に使い込まれ、フトコロもからっぽになって、参って来るわけです。

 
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