「教風」 (連載第86回)


初代大先生と一緒に


 初代大先生のお声は残念ながら記録されていません。しかしお姿はフィルムに収められています。一本はご本部参拝のフィルムです。喜色満面の大先生がおられます。信者さんに囲まれてご本部を歩く大先生はとにかく嬉しそうです。「列車が金光に着くや飛び出すように先頭を切って進んでいかれる大先生は颯爽(さつそう)としていた」と、よく古い信者さんが伝えてくれました。そのご様子がフィルムからわかります。ご本部にお参りすることがうれしい、信者さんと共に参るのがなおうれしいという姿なのです。
 昔はご本部参拝のことを「おくに参り」と申しました。おくにとは故郷(ふるさと)のことでしょう。故郷には誰でも帰りたい、懐かしいところです。ご本部もその故郷だからとにかく一回でも多く足を運びたいという思いです。

 ○初代大先生のお伴して
 ならば一人で都合のよいときに本部に参ればいいではないですか、と言う方もいるでしょう。しかしそれは少し違う。常々申していますように、毎月のご本部参拝は初代大先生とご一緒に初代大先生のお伴をしてという心で参るものだからです。一人で参ってもありがたいご本部参拝ではあります。しかし初代大先生のお伴ではない。玉水教会の参拝列車が整って大勢の信者さんがお参りできるようになったとき、初代大先生が教祖さまの奥城(おくつき)で御礼申し上げると、教祖さまからもっと多くの人を連れてまいるように、とご指示を頂いたという話があります。
 毎月の勢参拝に加わってこそ初代大先生が喜んでくださるのです。私が機会あるごとにどうぞ一人でも多くの人が団体参拝でご本部におかげ頂いてほしいと申すのもそこです。数が少なくてはカッコウがつかないなどというけちな理由からではありません。初代大先生に喜んでいただける、教祖さまに喜んでいただけるからなのです。


(この「教風」は、2012年08月に掲載されたものです)
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